手間を掛けるだけ物は良くなる。
手間を掛け過ぎると言うことは、決してない。

夏場の牡蠣は卵を抱え、とろりとした舌触りが残り、それもまた独特の旨味があるのですが、やはり古くから言われる通り、秋からの牡蠣がおすすめです。放卵後に一時的に身が痩せる、走りのこの時期に、身がだれず、詰まった牡蠣に仕上げるのが、私たち牡蠣漁師の腕の見せ所です。

一番のポイントは労を惜しまず、手を加える事。
放卵後の生きた牡蠣を殻ごと高温のお湯につけ、付着物を丁寧に取り除き、殻の育成を止めます。また、一度ロープから外しカゴに移し育成環境を変える事で、牡蠣は殻内の栄養を溜め込み、その身をギュッと引き締めます。真牡蠣研究会ではその間にサンプルの牡蠣を開けて中身を確認し、状態の良いものを選んで育成させます。

殺菌方法について

真牡蠣研究会では、海底近くより汲みあげた海水を濾過処理し、紫外線殺菌を施し水槽内を常時掛け流しています。商品は水揚げから出荷までに水槽に48時間漬け呼吸させる事で体内に蓄積された不純物を可能な限り除去しています。

衛生管理について

出荷梱包時には手指の洗浄を徹底し衛生管理に努めています。