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型番 : st-002
佐々木友彦さんの活アカザラ貝
2,120円(税込)
佐々木友彦さんの活アカザラ貝
2,120円(税込)

秘技!「足糸そくし切り」
独自の技法で活流通を可能にしたアカザラ貝

アカザラ貝は形状こそホタテの稚貝に似ていますが、その風味はホタテとはまったく違い、焼いて、煮て、蒸して、美味しい貝です。
しかし、牡蠣やホタテ、ムール貝などに比べると水揚げ出荷の際、鮮度が落ちやすく大変傷みやすいため流通してきませんでした。
それ故か、売り物になる他の魚介藻の邪魔にされていたため、山田方言で、蹴散らかされていた貝という意味でケッツラゲー、ケッツラ貝などと呼ばれています。
一般的には、赤くてザラザラした形だから三陸地方では赤ザラ貝と呼ばれたり、ホタテが皿貝と呼ばれるのに対して、赤い皿でアカザラ貝、とも言われます。(語源には諸説有り)
近年では、各漁業者のアカザラ貝の生産作業が丁寧に行われ、元気な状態で出荷出来るようになり、流通量が増えています。

ホタテとも違う独自の生態

アカザラ貝はホタテ同様、海の中で受精卵からラーバ(浮遊幼生期)をへて変態し、足糸そくしを出して岩やロープ網などに付着します。
ちなみに、ホタテは殻長1cm位になると、自分で足糸を切り捨て貝柱の閉殻筋を使いジェット水流で遊泳し、海底生活になります。そのホタテ種苗を採苗器で取り利用しているのがホタテ養殖です。
アカザラ貝も牡蠣や石・岩・ロープ、ネットなど、付着可能な所を探して、足糸で付着します。しかし、アカザラ貝とホタテの生態生活史が大きく違うのは、ホタテが幼生の付着時期のみ足糸を使うのに対し、アカザラ貝は糸を一生使って生活することです。
また、特異的なのは、アカザラ貝自身で生活環境が気に入らないと、いつでも足糸を切り、遊泳し(閉殻筋ジェット!)、適地に引っ越し、再度、足糸で付着し新生活をおくります。

水を張り、活きたまま出荷!「足糸切りアカザラ」の仕立

アカザラ貝の足糸は再生可能な部位です。その生態を逆手に取り私はアカザラ貝の鮮度を保つ方法を開発しました。
アカザラ貝はとても傷みやすいのですが、牡蠣の水揚げ時、ホタテ鉈や間切り包丁、牡蠣剥きナイフを使いアカザラ貝の足糸を斜めに切り落とすことにより、軟体部(可食部)に傷がつかず水揚げできます。これを私は「足糸切り」と名付けました。

さらに、空気にさらされ乾燥し弱ってしまうのを避けるため、極力早めに水槽の海水に入れます。
アカザラ貝の殻にも、カキやホタテ同様、雑多な生物が付着しますが、それらを1枚ずつ丁寧にホタテ鉈で叩き落とし、泥ゴミなどを洗浄して紫外線殺菌海水の水槽で蓄養すると健康なアカザラ貝は短時間で足糸が再生します。これにより生存率を高めました。

出荷の際にも1枚ずつアカザラの足糸だけを切り、外套膜(ヒモ部)や貝柱など可食部の元気な状態を確認し、計量・殺菌海水を充填・梱包し出荷しています。

まだまだアカザラ貝は養殖試験中。ホタテより蓄養が難しく何度も失敗していますが、殻長(かくちょう)10cmのアカザラ貝を目指して研究しています。

品名殻付きアカザラ貝 貝柱生食可(和名 : アズマニシキ/山田方言 : ケッツラゲイ)
入数2kg(約40枚)
殻長5〜8cm
販売期間通年
漁法洋上養殖施設(筏式・延縄式)にて、垂下本養成養殖物及び天然付着物を水揚げ採取
使用海水岸壁から源海水取水後、簡易ろ過し、紫外線およびオゾンで殺菌浄化
細菌等の対策や衛生面に関して
私は生食用カキの販売を行っていないため、他の養殖漁業者同様、一般生菌・大腸菌・腸炎ビブリオの検査は行っていません。しかし、海や陸・空気中、私たち人間の営みの中で、常に雑菌ウイルスは付着繁殖することを留意し、使用海水は殺菌浄化し、商品等の素手での作業を減らし、作業の場面ごとに手洗いやウイルス用アルコール殺菌スプレーを使っています。また風邪や下痢嘔吐などおこさないよう健康に留意しています。
貝毒の出荷自主規制について
貝毒の原因プランクトン(下痢性:ディノフィシスフォルテ、ディノフィシスアキュミナータ/麻痺性:アレキサンドリウムタマレンセ、アレキサンドリウムカテネラ)の、毒のタンパク構造は加熱しても無害化できないので、貝毒基準値を上まわる時は出荷自主規制をします。所属する三陸やまだ漁業協同組合の検査発表に準しています。
ノロウイルス・貝毒の発生状況について
ノロウイルス・貝毒の発生状況は岩手県漁業協同組合連合会webサイト内の自主検査結果を参照してください。
今後の取り組み
利益と予算をかんがみ、できる限り安心で安全で美味しい製品を作り続けるため、衛生面や検査体制を整えるよう日々改善していきます。